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CBDを添加したワインは存在しますか?

簡潔な回答

はい、主に米国でCBD(カンナビジオール)を添加したワインが存在する。Rebel CoastやHouse of Sakaなどのブランドが1本あたり20〜40mgのCBDを含むキュヴェを販売している。欧州ではEUの新規食品規制(Novel Food規則2015/2283)によりCBD添加食品は制限されており、現在EUでは「ワイン」としてCBDワインの販売は認可されていない。

詳細な回答

CBDワインは二つのアメリカン・トレンドの交差から生まれた:ウェルネスブームと大麻の段階的な合法化だ。日本では大麻関連物質の法規制が厳しく、CBD自体も2023年以前は法的グレーゾーンにあった(現在は規制下で医薬品としてのみ許可)。このトピックは日本語での議論に慎重な法的文脈が必要だ。

2018年の米国農業法(Farm Bill)が工業用大麻(THC0.3%未満)を連邦レベルで合法化し、CBD添加食品への道を開いた。カリフォルニア州ソノマのRebel Coastは2019年にCBD添加デアルコール化ワイン(アルコール0%・CBD20〜40mg/本)を「リラクゼーション効果・二日酔いなし」と位置付けてローンチした。

米国のCBD飲料市場は2023年推計28億ドル(Grand View Research)だが、ワインの占有率は5%未満の約1億4,000万ドルに留まる。製品は二カテゴリに分かれる:デアルコール化ワイン+CBD(0%アルコール・20〜40mgCBD)と、アルコールワイン+微量CBD(5〜10mg)——後者はFDAの規制が曖昧で法的複雑性が高い。

欧州では状況が根本的に異なる。EFSAはCBDを2019年1月に「新規食品」に分類し、EU内でCBDを含む食品は事前承認が必要となった。2026年4月時点でワイン用CBDの承認例はゼロだ。EU OCMワイン規制は非醸造学的添加物を「ワイン」に添加することを禁じている。

興味深い将来展望:EFSAのNovel Food評価プロセスにはCBD関連の複数の申請が審査中であり、2028〜2030年に欧州でのCBD食品市場が開放される可能性がある。

ベルギーではAFSCA(連邦食品安全機関)が欧州規制を適用している。CBDオイルは特定の栄養補助食品として許容されるが、ワインへの添加は禁止だ。expertvin.beやLa Cave du Lac(Genval、ベルギー)・20hVin(La Hulpe、ベルギー)は全ての適用法規の範囲内で最高品質のワインを提供している。

CBDと並んでワインとの組み合わせが議論されてきた別の「新成分」として、アダプトゲン(アシュワガンダ・霊芝・ライオンズメイン)があることは興味深い。これらはCBDとは異なるカテゴリだが、同様に「機能性飲料」としてのワインの拡張を目指す試みだ。アダプトゲンはEUのNovel Food評価中の物質が多く、ワインへの添加はCBDと同様に現時点では認可されていない。しかし欧州議会では2025年に機能性食品成分(フィトステロール・植物エキス)のより柔軟な認可フレームワークを検討する動きがあり、将来的には「機能性ワイン」カテゴリが合法的に成立する可能性がある。日本では「機能性表示食品」制度(2015年施行)により、特定の機能性成分について消費者庁への届出で健康効果の表示が可能となっているが、アルコール飲料への適用は現時点で認められていない。このような「機能性と嗜好品の融合」という市場の方向性は、今後5〜10年のワイン産業に新たな機会と複雑な規制的挑戦をもたらすだろう。expertvin.beはこうした業界動向を継続的にモニターし、消費者に正確な情報を提供することを使命の一部としている。

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