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「ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス(RVF)」とはどんな雑誌ですか?

簡潔な回答

ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス(RVF)は1927年創刊の最も古く影響力あるフランス語圏のワイン専門誌です。20点満点のブラインドテイスティング評価、産地特集、ドメーヌ星付きランキングを毎月掲載し、そのレーティングシステム(12〜20点)とドメーヌ星格付け(1〜3つ星)はフランスのワイン世界で権威あるものとして認められています。

詳細な回答

1927年にレイモン・ボーダンが創刊したルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス(RVF)は、ほぼ一世紀にわたりフランス語圏ワイン批評の絶対的中心として機能してきました。フランスの学校教育の採点慣行に沿った20点満点スケールは、プロのテイスターによるブラインド審査で使用されます。12点(許容できる品質)から始まり、16点以上が優秀、18点以上が卓越、20点は伝説的なワインに限って与えられる最高評価です。

ドメーヌの星格付けはRVFの最も影響力ある特集です。1つ星(上質)・2つ星(高品質)・3つ星(例外的、フランス最良の一部)という三段階は、ワインの世界でのミシュランガイドに相当する機能を果たします。この格付けは価格形成・ドメーヌの評判・配分優先順位に直接影響を与えます。

毎月の産地特集はRVFの独自性の核心です。テロワール分析・生産者インタビュー・ヴィンテージレポート・推奨ボトル選定を組み合わせた深い掘り下げは、WSETや専門書では得られないライブ感を持ちます。ボルドー・プリムール(樽出しを試飲する4月特集)とブルゴーニュ号は特に業界が注目する年間編集イベントです。

驚くべき事実:RVFとロバート・パーカー(Wine Advocate)の評価基準は、二つの異なるワイン哲学を体現しています。RVFはバランス・飲みやすさ・テロワール表現を重視する「フランス的視点」、対してパーカーは濃縮度・複雑さ・ボリューム感を基準とする「新世界的尺度」を採用します。1980〜2000年代にパーカーが米国市場で絶大な影響力を持った時期、多くの生産者がより高い点数を得るために「パーカー化」(より抽出を強め・より樽熟成を増やす)したと言われます。フランスの生産者がパーカー点数よりRVFの評価を重視することは今もあり、二つの評価体制の差異は単なる採点基準の問題を超え、ワインの美的価値論の根本的な違いを反映しています。

2019年以降RVFはマリー・クレールグループの傘下に入り、デジタル展開(larvf.com・モバイルアプリ・10万点以上のテイスティングノートデータベース)を強化しています。

RVFと並んでベルギーのワイン愛好家に影響を与えるもう一つの評価媒体は「ベタン&デソーヴ(Bettane+Desseauve)」です。元RVF編集者たちが立ち上げたこのガイドは、RVFとは独立した審査基準でフランスワインを評価しており、二つのガイドを対照することで生産者の「客観的な品質位置づけ」をより立体的に把握できます。また、ジャンシス・ロビンソンのjancisrobinson.com(英語)は、パーカーに代わる英語圏の最も権威ある個人評価媒体として国際的な影響力を持ちます。複数の独立した評価媒体を参照することが、ひとつの評価軸への依存から解放され、より自律的なワイン選択能力を育む最良の方法です。

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