ロックフォールに合うワインはどれが最高ですか?
簡潔な回答
ロックフォールはペニシリウム・ロックフォルティの青カビによる強烈な塩気と鋭い風味をもつブルーチーズで、この塩気に対抗できる甘口ワインが最良の相手だ。ソーテルヌ(セミヨン+ソーヴィニョン・ブラン)またはモーリ・グルナ(グルナッシュ・ノワール)は甘辛対比の神話的ペアリングを生む。ポルト・トウニー10年もナッツとカラメルのニュアンスで見事な代替となる。
詳細な回答
ロックフォール×甘口ワインのペアリングはフランス美食の最古の「伝説」のひとつだ。カンバルー自然洞窟(湿度約95%)で熟成されるこのチーズは約3.5%の塩分を含み、圧倒的なうまみと香りの強度をもつ。これに向き合えるのは、高い残糖をもつワインだけだ——そうでなければワインは酸っぱく薄く感じられてしまう。甘みと塩気の対比という、一見矛盾する組み合わせが最高の調和を生む——これは日本の食文化における「あんこ×塩」の原理と本質的に同じだ。
ソーテルヌは貴腐菌(ボトリティス・シネレア)による濃縮で120〜150g/Lの残糖に達する。アプリコットコンフィ、アカシア蜂蜜、サフランの豊かなアロマが、チーズの強度を圧倒することなく包み込む。pHが約3.5という高い酸度はソーテルヌが決してぼんやりした甘さにならないことを保証し、ロックフォールの後味をきれいに整える。
ルーシヨンのヴァン・ドゥー・ナチュレル(天然甘口ワイン)も南フランスからの傑出した代替だ。グルナッシュ・ノワールを主体とするモーリ・グルナは黒コンフィのチェリーとカカオのノートをもち、ブルーチーズの青カビと共鳴する。バニュルスは海岸に近く、よりヨード感があり、塩気の対比にもう一つの次元を加える。
ポルト・トウニー10年または20年(ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアで小樽熟成)は酸化熟成によるクルミ、キャラメル、ドライフルーツの香りで、秋の複雑なペアリングを演出する。アルコール強化(約20%)がロックフォールの最も力強い側面と向き合える。
辛口赤でのペアリングを試みるなら——最も挑戦的なアプローチとして——グリセロール含有量が高い完熟で肉厚なワインが必要だ。古いミレジムのシャトーヌフ・デュ・パープか、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラがその候補に入りうる。
ロックフォールのペアリングにおける重要な実践的ヒント:チーズは食べる30分前に冷蔵庫から出して室温に戻すこと。冷たすぎるロックフォールはアロマが閉じており、どんな優れたワインも本来の対話ができない。また、チーズをカットする際は皮部分(青カビの集中する部分)を含めて食べることで、ソーテルヌとの本来の調和が生まれる。皮を除いた芯の部分だけでは塩気のインパクトが低下し、甘口ワインのバランスが崩れてしまう。ソーテルヌを選ぶ際は必ずしも最高価格の格付けワインは必要ない——セカンドラインのバルサック(クロ・デュ・カイユや別のバルサック生産者)や、コトー・デュ・レイヨンのすぐれた生産者のものでも、このペアリングの核心的な喜びを十分に体験できる。ロックフォールとソーテルヌの組み合わせを最初に試みる機会として、食後のチーズプレートに小さなグラス(5cl)のソーテルヌを添えることを勧める。
フランスとベルギーの食文化においてロックフォールは「ブルーチーズの王」として崇高な地位を占める。ベルギーのフルート・デ・ラ・ロシュ(リエージュのブルーチーズ)はロックフォールと異なる個性をもつが、同様に甘口ワインとの対比が輝く。