ミュスカとはどんなぶどう品種ですか?
ミュスカは200種以上の変種からなる芳香性品種ファミリーで、世界約4万5000ヘクタールに栽培されます。最も高貴なのはミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランとミュスカ・ダレクサンドリーで、辛口から甘口、発泡性まで、フレッシュぶどう、オレンジブロッサム、ライチ、蜂蜜の強烈なアロマを持つワインを生み出します。
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ミュスカは200種以上の変種からなる芳香性品種ファミリーで、世界約4万5000ヘクタールに栽培されます。最も高貴なのはミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランとミュスカ・ダレクサンドリーで、辛口から甘口、発泡性まで、フレッシュぶどう、オレンジブロッサム、ライチ、蜂蜜の強烈なアロマを持つワインを生み出します。
セミヨンはボルドーとオーストラリア・ハンター・ヴァレーを主産地とする白ワイン品種で、世界約2万2000ヘクタールに栽培されます。ソーテルヌ(ソーヴィニヨン・ブランとムスカデルとのブレンド)の貴腐甘口ワインの主役として、ハチミツ、アプリコットコンフィ、サフランの香りを持ちます。ペサック・レオニャンとハンター・ヴァレーでは個性的な辛口スタイルを示します。
カベルネ・フランは世界約5万5000ヘクタールに栽培される赤ワイン品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンの親にあたります(カベルネ・フラン×ソーヴィニヨン・ブランの自然交配)。ロワール(シノン、ブルゲイユ、ソミュール・シャンピニー)で単一品種として真骨頂を発揮し、ラズベリー、スミレ、青ピーマンの清涼感のある香りと、ボルドー(サン・テミリオン、ポムロル)でのブレンドにおける重要な役割が特徴です。
ムールヴェードル(スペインではモナストレル、オーストラリアではマタロ)は地中海沿岸の赤ワイン品種で、世界約8万5000ヘクタールに栽培されます。太陽を最大限に必要とする晩熟品種で、ブラックベリー、スモークミート、革、ガリーグ(南仏の藪)のアロマが特徴です。南フランス(バンドール、シャトーヌフ・デュ・パプ)とスペイン(フミーリャ、イエクラ)でその真価を発揮します。
ヴィオニエはローヌ北部原産の芳香性白ワイン品種で、世界約1万8000ヘクタールに栽培されます。アプリコット、白桃、アカシアの花、スパイスの豊かなアロマと豊潤な口当たりが特徴で、旗艦アペラシオンのコンドリュー(約200ヘクタール)はフランスで最も官能的な白ワインの一つとされています。
シュナン・ブランはフランス・ロワール(アンジュー)原産の白ワイン品種で、世界約5万5000ヘクタールに栽培されます。辛口のミネラルワイン(サヴニエール)から、スパークリング(ヴーヴレ、クレマン・ド・ロワール)、ドミ・セック、そして伝説的な貴腐甘口ワイン(コトー・デュ・レイヨン、カール・ド・ション)まで、ほかに類を見ない幅広いスタイルを生み出します。
サンジョヴェーゼはイタリア最多栽培面積(約7万ヘクタール)を持つ赤ワイン品種で、主にトスカーナで栽培されます。キャンティ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(100%サンジョヴェーゼ・グロッソ)、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノの主役品種です。サワーチェリー、スミレ、乾燥ハーブ、革、土のアロマと、高い酸とがっしりしたタンニンが特徴です。
ネッビオーロはイタリア・ピエモンテ州を代表する高貴な赤ワイン品種で、主にランゲとピエモンテ北部に約6000ヘクタール栽培されます。バローロとバルバレスコという二大DOCGワインの主役として、枯れたバラ、タール、チェリー、トリュフ、甘草の複雑な香りを持ち、最良のクリュでは20〜50年もの熟成ポテンシャルを秘めています。
テンプラニーリョはスペインを代表する赤ワイン品種で、約23万ヘクタールという世界最大の赤品種作付面積を誇ります。リオハとリベラ・デル・ドゥエロの主役として、チェリー、革、バニラ、タバコの香りを纏った優雅なワインを生み出し、オーク樽での長期熟成によって傑出した熟成能力を示します。
マルベックはフランス南西部カオールを故郷とする赤ワイン品種で、現地では「コット」と呼ばれます。19世紀半ばにアルゼンチンへ渡り、その地で本来の姿を開花させました。深い紫色、ブラックベリー・スミレ・プラム・カカオの香り、柔らかなタンニンが特徴です。
ゲヴュルツトラミネールは世界で約1万4000ヘクタール栽培される高芳香性白品種で、主にアルザス(フランス)とドイツ北部が本拠地。バラ・ライチ・ジンジャー・シナモン・スパイスの強烈な香りが特徴で、好き嫌いが最も分かれる品種の一つ。「Gewürz(スパイス)+Traminer(トラミン村産)」を意味する名前を持つ。
リースリングはドイツ・ライン川流域原産の白品種で、多くの専門家が「世界最高の白品種」と評する。辛口から極甘口まで幅広いスタイルを持ち、高い酸と長期熟成で石油(ケロシン)の独特の香りが発展する。ドイツのモーゼル・ラインガウ、アルザス(フランス)、オーストリア、オーストラリアのクレア・バレーが主要産地。
グルナッシュ(スペインではガルナッチャ)は世界最多栽培赤品種の上位に入り(約16万ヘクタール)、アラゴン(スペイン北東部)が起源とされる。シャトーヌフ・デュ・パプ(ローヌ南部)での主役として、スペイン(リオハ・プリオラート)でも重要な地位を占める。熟した赤果実・スパイス・リコリス・高アルコールが特徴。
ガメ(ガメ・ノワール・ア・ジュ・ブラン)はボジョレーとその周辺で栽培される赤品種で、約3万ヘクタール。ボジョレー・ヌーヴォーで有名だが、10のクリュからは本格的な熟成型ワインも生まれる。ブルゴーニュのピノ・ノワールとグワイ・ブランの自然交配で、1395年ブルゴーニュ公に排除令が出された歴史を持つ。
ソーヴィニョン・ブランはロワール渓谷(サンセール・プイィ・フュメ)とボルドー(グラーヴ白・ソーテルヌ)原産の白品種。グレープフルーツ・青草・トロピカルフルーツ・シラントロ・火打石のアロマが特徴的。ニュージーランドのマールボロが1980年代に「ソーヴィニョン革命」を起こし世界市場を変えた。
シラー(フランス名)/シラーズ(オーストラリア・南アフリカ名)はローヌ渓谷北部原産の赤品種で、コート・ロティとエルミタージュの最高峰を生む。ブラックペッパー・スミレ・ブラックオリーブ・スモークが特徴。オーストラリア(バロッサバレー)では「シラーズ」として全く異なる濃厚でジャミーなスタイルを確立している。
メルロは世界第2位の赤品種(約26万ヘクタール)で、ボルドー右岸(ポムロール・サン=テミリオン)が本拠地。カベルネ・ソーヴィニョンより柔らかいタンニン・高い果実感・プルーン・モカのアロマで、若いうちから親しみやすい。ペトリュス(ポムロール)が最高の表現で、世界的にはブレンド補完品種としても広く使われる。
カベルネ・ソーヴィニョンは世界最多栽培の赤品種(約34万ヘクタール)で、17世紀のボルドーでカベルネ・フランとソーヴィニョン・ブランの自然交配から生まれた。厚い皮・高いタンニン・ブラックカラント・スーカレー・鉛筆芯のアロマが特徴。ボルドー左岸を頂点に全世界で栽培される。
シャルドネはブルゴーニュ原産の世界最有名白品種(約22万ヘクタール)。中庸なアロマプロファイルを持ち産地・醸造法の影響を最大限に受ける「白紙のキャンバス」品種だ。シャブリ(鋭いミネラル)からコート・ドール(バタリー・ヘーゼルナッツ)、ニューワールド(熱帯果実)まで極めて幅広いスタイルを産出する。
ピノ・ノワールはブルゴーニュ原産の最高貴赤品種の一つで、薄い皮・低タンニン・高酸・チェリー・イチゴ・バラのデリケートなアロマが特徴。テロワールへの感度が極めて高く、栽培が最も難しい品種の一つとされる。ブルゴーニュ、シャンパーニュ、オレゴン、ニュージーランドが世界的産地。