ニューワールドの優れたワインにはどのようなものがありますか?
ニューワールドの最良ワインは米国(ナパバレー、ソノマ、オレゴン)、オーストラリア(バロッサバレー、マーガレットリバー)、ニュージーランド(マールボロ、セントラル・オタゴ)、南アフリカ(ステレンボッシュ)、アルゼンチン(メンドサ)、チリ(マイポ、カチャポアル)などから生まれる。
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ニューワールドの最良ワインは米国(ナパバレー、ソノマ、オレゴン)、オーストラリア(バロッサバレー、マーガレットリバー)、ニュージーランド(マールボロ、セントラル・オタゴ)、南アフリカ(ステレンボッシュ)、アルゼンチン(メンドサ)、チリ(マイポ、カチャポアル)などから生まれる。
ソーテルヌはボルドー南部のソーテルヌ地区(約1700ヘクタール)で生産される甘口白ワインAOCで、セミヨン(平均80%)、ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデルから作られる。貴腐菌(ボトリティス・シネレア)による特殊な濃縮が独自の甘さと複雑さを生む。シャトー・ディケムが絶対的な頂点に立つ。
スペインは面積世界最大のブドウ畑(約96万ヘクタール)を持ち、最良ワインはリオハ(DOCa)、プリオラート(DOCa、ガルナッチャ+カリニャン)、リベラ・デル・ドゥエロ(テンプラニーリョ)、ルエダ(ヴェルデホ白)、リアス・バイシャス(アルバリーニョ白)などから生まれる。固有品種と地域多様性の豊かさはフランスに匹敵する。
プロヴァンスはフランス最古のワイン産地(紀元前600年頃にギリシャ人が植樹)で、約2万6000ヘクタールが広がる。生産量の88%がロゼで、世界最大のプレミアムロゼ産地だ。コート・ド・プロヴァンス、バンドール(ムールヴェードル主体の赤)、カシス(白)が主要AOCで、ロゼの世界標準を作り上げた産地だ。
ラングドックはフランス最大のワイン産地で、約22万ヘクタールがニームからスペイン国境まで広がる。ミネルヴォワ、コルビエール、フォジェール、サン・シニャン、ピック・サン・ルーなど24のAOCを擁する。1970年代の量産地域から2000年代以降は革新的品質の産地へと劇的に変貌した。
キャンティはイタリア・トスカーナ州のDOCGワインで、サンジョヴェーゼ品種を主体(最低70%、クラッシコは最低80%)とする赤ワイン。キャンティ・クラッシコ(7200ha)が中核産地で、2014年以降「グラン・セレツィオーネ」という最高品質カテゴリーを持つ。ガッロ・ネーロ(黒い雄鶏)マークがクラッシコの証だ。
バローロはイタリア北部ピエモンテ州ランゲ地区のネッビオーロ品種から作られるDOCGワインで「ワインの王、王のワイン」と称される。法定最低熟成期間38ヶ月(リゼルヴァは62ヶ月)を経て出荷され、強いタンニンと高酸度を持つ。10〜20年以上の熟成でタール・スミレ・バラ・キノコの複雑な香りへと変容する長寿ワインだ。
アルザスのワインはフランス東部ヴォージュ山脈とライン川の間の170kmの細長い産地で生産される。生産量の90%が白ワインで、4大貴品種(リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ)と51のグラン・クリュ畑が特徴。ドイツ系品種をフランス的辛口で表現する独自スタイルだ。
リオハはスペイン北部エブロ川流域で生産されるワインで、スペイン初のDOCa(最高品質呼称)を誇る産地。テンプラニーリョ主体の赤ワインの熟成スタイル区分(ホヴェン・クリアンサ・レセルヴァ・グラン・レセルヴァ)で知られる。伝統的なアメリカンオーク熟成から現代のフレンチオーク熟成へと哲学論争が続く産地だ。
カヴァはスペインの発泡ワインで、主にカタルーニャ州ペネデス地方で生産される(生産量の95%)。シャンパンと同じ瓶内二次発酵(トラディショナル製法)を用い、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダなど固有品種を使用する。最高峰「カヴァ・デ・パラヘ・カリフィカード」は単一区画・最低36ヶ月熟成だ。
プロセッコはイタリア北東部ヴェネト州とフリウリ州産のグレラ品種主体の発泡ワインで、シャルマ製法(タンク内二次発酵)で作られる。2013年以降シャンパンを抜き世界最大販売量の発泡ワインとなった。フルーティで軽快、DOCからDOCGまで品質レンジは広く、価格帯も幅広い。
ボジョレーには10のクリュがある:ブルイィ、コート・ド・ブルイィ、シェナ、シルーブル、フルーリー、ジュリエナ、モルゴン、ムーラン・ア・ヴァン、レニエ、サン=タムール。全てガメ・ノワール・ア・ジュ・ブラン品種のみで作られ、花崗岩質の北部に集中。ボジョレー・ヌーヴォーとは次元の異なる熟成型ワインで、近年の再評価は顕著だ。
ローヌ渓谷ワインはヴィエンヌからアヴィニョンまで約200kmに広がるフランス第2位のAOC産地から生まれる。北部(シラー主体:コート・ロティ、エルミタージュ)と南部(グルナッシュ主体のアッサンブラージュ:シャトーヌフ・デュ・パプ、タヴェル)に大別され、両者の個性は気候も品種も根本的に異なる。
ロワール渓谷はフランス第3位の規模を誇るワイン産地で、1000km以上の流域に沿って4地区(ペイ・ナンテ、アンジュー=ソーミュール、トゥーレーヌ、サントル=ロワール)に分かれる。シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブラン(サンセール)、カベルネ・フラン(赤)、ミュスカデが代表品種で、スタイルの幅広さはフランス随一だ。
イタリアは20地域・500種以上の固有品種・400以上のDOCG/DOCアペラシオンを擁する世界最大級のワイン生産国だ。最高峰はピエモンテのバローロとバルバレスコ(ネッビオーロ)、トスカーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノとキャンティ・クラッシコ、ヴェネトのアマローネだ。白ではソアーヴェ・クラッシコ、フリウリ、アルト・アディジェが名高い。
AOC(Appellation d'Origine Contrôlée=統制原産地呼称)とAOP(Appellation d'Origine Protégée=保護原産地呼称)は実質同じ制度のフランス語・EU語表記で、特定地理的範囲内での生産を証明し、使用品種・収量・醸造方法に関する厳格な基準への適合を保証する。1935年のフランス創設が世界のGI(地理的表示)制度の模範となった。
グラン・クリュ・クラッセは産地によって意味が異なる概念だ。ボルドーでは1855年格付けの61シャトー(5段階)、ブルゴーニュでは最高位の区画(クリマ)33か所、アルザスでは51の指定畑を指す。いずれもその産地の最上位品質を示す法的保証だが、基準と哲学は産地ごとに根本的に異なる。
シャンパンはシャンパーニュ地方のみで生産できる法的に保護された発泡ワインで、瓶内二次発酵(トラディショナル製法)と厳格な品質基準を満たす。クレマンはフランス国内8地域で同じ瓶内二次発酵で作られる高品質泡ワインだが、価格はシャンパンの3分の1以下で入手できることが多い。
シャトーヌフ・デュ・パプはローヌ渓谷南部の名門アペラシオンで、赤・白・ロゼを生産する。1936年にフランス最初のAOCの一つとして制定された先駆的な産地で、最大18品種の使用が認められている。「教皇の新しい城」という名称は14世紀のアヴィニョン教皇庁の離宮に由来する。
ブルゴーニュワインの高価格は、極端に小さな区画・低収量による絶対的な希少性、世界的需要の急増、所有権の細分化(一人の生産者が年間数百本しか作れない場合も)、そしてグラン・クリュでは1ヘクタール当たり最大1500万ユーロにも達する地価の組み合わせで説明される。